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2012年1月

北アルプスの燕岳ではじめての山小屋泊まり

Tsubakurodake

※2010年8月の旅の記録です。

あこがれの北アルプス登山と、はじめての山小屋泊まりを体験すべく選んだのは燕岳の燕山荘(つばくろだけのえんざんそう)でした。

登山口から燕山荘までは4時間半の登りで、時間的には余裕なのですが、ここは「北アルプス三大急登」のひとつで、標高差1260メートル、5.5キロを登るということでかなり迷いました。でも、地元の小学生も登っているというし、登山道は整備されていて、30分ごとに休憩場所があって登りやすいとのことで決心。

金曜日の仕事帰りに松本まで行き、駅前のビジネスホテルで1泊。翌朝、大糸線の穂高駅まで行き、そこからバスで1時間弱で登山口の中房温泉に到着。9時に出発!

Tsubakurodake

ここからもうひたすら登りっぱなしで、ちょっとでも平らなところがあるとほっとするほど。関西人のグループの後をついていくような感じで登り、休憩所では彼らが関西弁でしゃべくりまくっているのを聞き、ちょっと気分がなごみましたわ。話している内容は別におもしろくないんだけど、話し方がおもしろい。

休憩所はこんな感じ。第1、2、3と富士見休憩ベンチの4か所。ここは第2ベンチ。10時15分。

Tsubakurodake

3時間ちょっとで合戦小屋に到着。12時半なので、3時間半かかった。スイカが名物なんだそうですが、小腹がすいていたのでスープとクロワッサンという、こじゃれたメニューを選択。

Tsubakurodake

合戦小屋までくればあと1時間でもうすぐ…という感じなのですが、ここから先が長く感じた記憶が。燕山荘が見えるんだけど、なかなか着かない。そして、やっと着いたときは「登れた…」という感激でちょっと涙目になりました(しかし翌日、下りでもっと泣くことに)。燕山荘には14時着。合戦小屋での休憩を入れてちょうど5時間なので、意外と順調だったの。

燕山荘は収容人数600名! という大規模で、山小屋にしてはいろいろとサービスが良いということで人気の高い山小屋。私は他を知らないので比較しようがないのですが、これがスタンダードだと思わないようにしないと(笑)。

この日はクラシックコンサートが行われるということもあってか、たくさんの人が小屋に泊まっていました。廊下の両脇に2段ベッド風に部屋がいくつも作られていて、部屋ごとに窓があり、廊下側はカーテンで仕切れるようになっています。どこに何人詰め込まれるんだろう思ったら、2階の部屋に4人でした。ぎゅうぎゅう詰めという感じではなくよかった。でも、はしごの上り下りがちょっと大変かな。

山小屋泊まりの醍醐味といえば、時間的余裕と朝晩の景色。

小屋についてしばらくしたら、霧が晴れて天気が良くなってきた。目線の高さにもくもくと幻想的な雲が。
Tsubakurodake

翌朝。遠くにくっきりと富士山が。言葉もないです。
Tsubakurodake

槍ヶ岳がこんなに近くに見える(右端のとがっているやつ)。
Tsubakurodake

* * *

2日目は小屋から燕岳の山頂(2763メートル)まで往復してから、同じコースを下山。急登ということは、下りも難儀。すぐに足に力が入らなくなって、かなりののろのろペースで下山。精神的にもまいりました。でもバスまで時間があったので中房温泉の立ち寄り湯の露天風呂に浸かる。自然の中の岩風呂は気分爽快。良い温泉でありました。

そして翌朝。ものすごい筋肉痛に襲われ、起きるのもやっと。歩くのもぎくしゃく。夏休みとしてとってあった2日間、ほとんど寝込んでしまいました。やっぱり、ちょっと無理があったかな…と思いつつも、あの北アルプスの
パノラマは忘れられない思い出になりました。登りでは筋肉痛にはならないので、次は縦走して2泊3日で絶景を楽しみたい、と思ったのでした(が、この筋肉痛のトラウマから抜け出せず、翌夏は北八ヶ岳でのんびり登山でした)。

燕岳の写真on Flikcr

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高野山で宿坊に泊まり、たま駅長を訪ねる

Mt. Koya

※2010年3月の旅の記録です。

前々から興味があった、外国人旅行客に人気の高野山で、宿坊に泊まってきました。

大阪にも行ったことのない私にとって、そこから先の和歌山県はまったく親近感のないエリアなのですが、加えてもうひとつ、猫好きにとっては、どうしても気になっていた、和歌山電鉄のスーパー駅長たまにも会ってきました。

東京7:10発ののぞみで新大阪へ。特急スーパくろしおに乗り換えて和歌山駅まで約1時間。そこから和歌山電鉄貴志川線に乗って終点貴志駅駅まで約30分。着いたのは11:50だったので、貴志駅まで東京から5時間くらいかかった。おつかれさま、自分。

貴志駅は立て替え中で、仮設の駅舎に駅長室(ケージ)があるのですが、半透明のビニールでおおわれていて「あー、猫が寝てるなー」程度にしか、たま駅長を見ることができませんでした。残念(2012年1月現在、駅舎は完成しており、12歳とご高齢のたま駅長には部下ができたそうです)。

でも、水戸岡鋭治デザインの「たま電車」に乗れたからよしとしよう。猫だらけでした。

Kisikawa Line

Kisikawa Line
三毛猫柄に猫足。


和歌山駅まで戻り、JR和歌山線でちんたら1時間強で橋本駅へ。南海特急こうやで高野山へ向かう。最後にケーブルカーに乗るのですが、乗り場の傾斜がすごくて、平行が保てなくてくらくらしました。今日は電車に長時間乗りすぎて疲れたのかもしれません。

ケーブルカーを降りてバスに乗り約10分。今夜の宿、高野山温泉福智院の最寄りで降りると、ひんやりと、そして下界とは異なる空気に包まれていました。高野山は標高約1000メートルくらいに位置する、「弘法大師空海が修行の場として開いた日本仏教における聖地で、山内の寺院数は高野山真言宗総本山金剛峯寺をはじめ117ヶ寺に及び、その約半数が宿坊を兼ねている」宗教都市であるとのこと。

宿坊というと、お寺に泊まり、精進料理を食べて、瞑想体験...というストイックなイメージがあったのですが、福地院は100以上ある高野山の宿坊の中で、唯一温泉大浴場(露天風呂も)があり、風呂上りに有名な庭園家、重森三玲の庭を堪能できるという、なんともぜいたくな体験ができる宿。


食事は夕食、朝食とも精進料理をお部屋でいただきます。手の込んだ、旬の野菜づくしのお料理がおいしくてごはんが進みます。盛り付けも美しく、ボリュームもたっぷりです。

精進料理なのに、いかとマグロのお刺身がある!? と思ったら、こんにゃくと麩でできていてびっくり。

Koyasan


泊まったお部屋にはこたつがあり、テレビやお酒のメニューもあったりして、宿泊に関しては普通の旅館とかわらないおもてなしが受けられます。そして、宿坊ステイならではの体験としては、朝の読経や法話への参加や写経などがあります。夕食後に写経を体験しましたが、集中してすっきりとした気持ちになりました(すみません。朝は寒くてさぼってしまいました...)。

Koyasan


* * *


帰りは、同じく水戸岡鋭治デザインの南海電鉄高野線「天空」に乗る。

Nankai Dentetsu Koya Line

車窓に向いた席に座りしばらくすると、睡魔に襲われ…。ほとんど寝ておりました。



高野山とたま電車の写真 on Flickr

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春の気配もちらほら。南房総、館山でハイキング

先週は豪雪の妙高で、今週末は房総半島の館山へ。館山駅から路線バスで安房神社へ。寒波が来てるので寒いかと思ったら、想像以上にぬくい感じ。道中、水仙がきれいに咲いていました。各地で水仙まつりをやっている時期ですね。

Tateyama hiking


安房神社のお隣の「館山野鳥の森」に入ると、なんとも立派なくじゃくがいました。野鳥?

Tateyama hiking


ちょっと登って、ちば眺望100景のひとつである「富士見展望台」へ。富士山は見えず…でしたが、爽快な眺め!

Tateyama hiking


森を抜けて、木で作られた階段を登り、頂上をめざす。 「え、ここ!?」といった感じで、あっという間に標高146メートルの天神山に到着。ここで、館山駅前で購入した「くじら弁当」でランチ。くじらのそぼろと大和煮の2種類が入っていて1000円。なかなかおいしい。これでご飯があたたかかったら最高!

Tateyama hiking


ここからは野鳥の森をはずれ、布良大山を散策。1月だというのに、しだや雑草の緑が青々としていて、まるでジャングルのようでびっくり。さすが南房総。

Tateyama hiking

山の中や道端の雑草も元気で、よーく見ると小さなお花を咲かせている。南房総でちょっと春の気配を感じた一日でありました。

* * *

アロエの花をはじめて見た。派手だわ。
Tateyama hiking

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妙高でちょこっとテレマークスキーレッスン

妙高2日目は、朝からテレマークスキーのレッスンを受ける。テレマークスキーとは、かかとが板に固定されないので、雪山を歩きやすいスキー。同行者Tのイメージでは、ゲレンデではない雪山に登って、このテレマークスキーで滑り降りてくるといったことができるようになりたいらしい。

私はそこまでは考えていないけど、スノーシューの次はクロスカントリーで雪の森の中を歩きたいな、と思っていたので、スキー自体が滑れるかどうか、かかとがフリーなスキーってどんな感じかちょっと試しておきたかったところ。

スキーをするのは20年以上ぶり。子供のころは毎年家族でスキーに行っていので、意外と体が覚えており、運動神経が乏しい私ではありますが、リフトに乗って、ビギナーコースを滑るくらいは普通にできた。よしよし。

とはいえ、まったくの「アルペン滑り」しかできなく、歩くように滑ったり、ひざを曲げてターンとするといったテレマーク的な滑りまでは体得できませんでした(そのあたりが運動神経のなさ)。

さて、スキー自体がはじめてという同行者Tは、スキー板で立っているのも難しい状態…。インストラクターによると「スキーがはじめての人は、生まれたてのバンビ状態みたいになる人が多いですよ~」とのことで、後ろから見ていると、まさしくそのような立ち姿。

そんな感じで、レッスンはリフトにも乗らずに終了。ランチはあこがれの山岳リゾートホテルである赤倉観光ホテルで…と思っていたのですが、同行者がそんな様子だったのであきらめ、ひとりでリフトを2つ乗り継いで赤倉観光ホテルあたりまで行って外から見学。妙高山をバックにしたクラシックな赤い屋根。

Myoko


この日は午後から快晴で、ゲレンデ正面に山並みがぱーんと広がり、気分が高揚! 右端にあるのが斑尾山。

Myoko

リフトに乗れば登りは楽だし、下りもスキーですいすいだし、雪山登山には行けないけど、こういう冬山の楽しみ方もけっこういいな。


Flikrの妙高の写真アルバムはこちら。

* * *


・宿泊は新赤倉温泉エリアにある「赤倉ユアーズイン」。こじんまりとした温泉プチホテルで、食事は洋食。夕食は魚介のマリネ、鯛のソテー、チキンのコンフィなどなどが作りたてでサーブされました。それと一緒に出てきたご飯、もちっとしていて絶品でした。さすが米どころ新潟! 朝食のベーコン、おいしかった。
Myoko


妙高バックカントリー・スキースクールでは、1コマ40分3000円でプライベートレッスンが受けられます。二人で受ければ4000円(ひとり2000円となる)。なかなかいいシステム。「そとあそび」というサイトからオンライン予約可能(情報も詳しく載っていて、予約の際の不安を払拭)。

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妙高でちょこっとスノーシュー

Myoko

年明け第一弾の旅は、雪がたくさん積もっているところに行きたいなぁということで、検索したところ、積雪が2メートル以上あった妙高高原に決定。

新幹線で長野駅まで行く。乗り継ぎに40分以上あったので、検索したところまあまあおいしいらしい改札外の待合室内にある立ち食いそば「小菅亭」で早めのランチ。かき揚げと煮卵入り。まあまあおいしかったです。

Myoko Myoko


信越本線「妙高号」に乗り継いで約45分で妙高高原駅に到着(ところで、妙高は長野県にあるのかと思っていたら、長野県と新潟県の境目にあって、住所は新潟県でした)。長野駅までは雪がちょこっとしかなかったけど、信越本線に乗っていたら、途中から急に雪たっぷりな風景に変わった。さすが豪雪地帯。

まずは路線バスで妙高高原ビジターセンターまで行く。道路は除雪されていて、両脇には雪の壁ができている。ビジターセンターで、あらかじめ電話で予約しておいたスノーシューとストックのセット(1000円)をレンタル。

周辺に、うさぎ、きつね、ほんどりす、という名前がついた整備されたスノーシューのコースがあるということだったので、そのうちのどこがいいか相談したら、まだコースの整備をしていなくて雪に埋もれているとのことでがっくり。ビジターセンターの裏手にある、いもり池周辺を散策することにした。

駐車場の脇に積み上げれらた雪の壁を登って、池沿いの歩道をトレースする。途中からトレースがなくなってしまったので、ぱふぱふの新雪をかきわけて進む。静寂の中、鳥の鳴き声や、枝に積もった雪がぱさっと舞い落ちる音が聞こえる。積もった雪が描くなだらかなカーブや枯れ木とのコントラストが美しい。

Myoko

Myoko

池はもちろんのこと、川も雪に埋もれているので、落ちないように注意! と言われたけれども、目印がないので、自分がどこをあるいているのか分らない。とはいえ、なんとか無事にビジターセンターに帰還。

妙高にははじめて来たけど、夏に訪れたことのある場所を、スノーシューで歩くと楽しそうな気がする。3月あたりに夏と秋に訪れたことのある、栂池公園に行ってみようかな…。あとは上高地。

ところで、うさぎ、きつね、ほんどりすコースは1月下旬くらいから歩けるようになるのではと思われます。そのころからスノーシューナイトツアーなども開催されるようですし。


雪だるまを作った。ちょっとオヤジ顔?

Myoko

妙高市観光協会
池の平温泉観光協会のサイトにうさぎ、きつね、ほんどりすのスノーシューコースマップがあります

* * *

スノーシュー時のウェアに悩んだのですが、天気が良かったので、冬に山歩きするときの登山用のウエア、たとえば、保温性のあるタイツやフリースを着込んで、外にレインウエア上下を着ればOKでした。歩いているとあったかくなるので、ダウンを着ると暑いくらいかも。あと、冬山用かスキー用の手袋は必須! 防寒性がない手袋だと、すぐに手がかじかみます。靴は防水の登山用で問題なし。


…そして翌日は四半世紀ぶりのスキーに挑戦! 

つづく

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民藝の旅、島根編[2]出西窯と出雲大社

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出西窯で買った「出西ブルー」のお皿。  ※2011年1月の旅の記録です。

■一畑電車で出雲の出西窯へ
翌日の午前中は小雨の中、島根の伝統工芸品が一堂に販売されている、島根ふるさと館にちょっと立ち寄って小皿などをちょこっと買い(今思うと茶道関係で、うつわなども展示されている田部美術館にも行けばよかった…)、宍道湖沿いを走る一畑電車(通称ばたでん)で出雲市駅へ向かう。2両編成。約1時間。

予約した駅前のホテルはチェックインの15時までドアが閉まっていて予定が狂い、荷物を駅のロッカーに入れ、タクシーで出西(しゅっさい)窯へ。路線バスはありません。約10分で1350円。

Matsue & Izumo

冬の枯れた畑の真ん中にぽつんと建物があった。展示と販売所をかねる「無自性館」は土蔵を移築再生した建物だとか。整然とうつわが並んでいて気持ちいい。工房は自由に見てよいとのことでおじゃまするが、特に案内をしてくれる訳でもなく、職人さんは作業中なので声はかけられない。それにしても、冬場の作業は寒そうだ。

Matsue & Izumo


販売所の片隅には好きなうつわでお茶が飲めるカフェコーナーがあって、帰りのタクシーを呼んでもらって待つ間に雨が降ったりやんだりする空を見ながらしばらくまったり。わざわざここまで来てよかったなぁと思える空間でした。

Matsue & Izumo


出西窯には濱田庄司や柳宗悦が訪れ、河井寛次郎やバーナード・リーチらの指導を受けたという民藝の窯。さらには柳宗理ディレクションの出西窯シリーズを作っていることでも知られています。ここで、取っ手が持ちやすいマグカップやおわん、平皿などを購入。出西窯といえば「出西ブルー」とも言われる、青い釉薬のものが有名ですが、私はわずかに黄みがかかった白いボウルを使っていくうちに、出西窯の白になんともいえない味わいを感じるようになりました。

Matsue & Izumo

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ところで、出西はしょうがも有名。あちこちでしょうがの加工品が売られていました。出西しょうがのしょうゆ漬け、しょうが糖という飴、しょうがを入れたショコラのお菓子などを買い込む。どれもおいしかった!


■出雲大社周辺
最終日は出雲大社へ。平成の大遷宮中。バスに乗った団体さんががーっと来て、がーっと去っていく。すぐに人ごみに疲れてしまい、さっさと出雲そばランチへ。ガイドブックに載っていた「田中屋」で、とろろぶっかけそばを食べる。

Matsue & Izumo

…これがびっくりするほど「うまい!」。そしてカップに入って出てきたそば湯がすごく濃厚でありました。


その後、閑散さを求めて稲佐の浜へ。旧暦10月の神在月に、全国の八百万の神々が上陸する浜だそうで、そんなにぎやかな絵を想像してみる。浜にある弁天島は昔は沖にあったそうです。
Matsue & Izumo - Inasa no hama

それにしても、冬のすっきりしない天候の出雲の雲は印象的…。


海辺ののんびりした雰囲気がただよう住宅街を歩いて出雲大社に戻る途中、偶然見つけた「手銭記念館」に入る。かつては酒蔵だったという、うすぐらくひんやりとした空気の第二展示室には手銭(てぜん)家の所有する出雲の工芸品が多数展示されていました。静かでおすすめ。

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出雲大社からバスに乗り、出雲縁結び空港へ。東京へ戻る。

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民藝の旅、島根編[1]足立美術館と湯町窯

2011年1月に、民藝運動の影響を受けた窯元である湯町窯と出西窯を訪れるのをメインとして、島根県に行ってきました。

■サンライズ出雲で山陰へ
島根へは東京駅を22時に発車する寝台特急サンライズ出雲で。寝台列車に乗るのははじめての体験。ベッド以外に、いすとテーブルやシンクなどが装備されたあこがれのA寝台シングルDXは満室だったので、B寝台シングルで。ときどき閉所恐怖症的な症状に陥ることがあるので、あまりに狭い個室空間に11時間も耐えられるかな?と不安だったけれど、窓に沿ったベッドに座り、外をボーっと見ながら、手の届くところになんでもある空間(笑)は、なかなか快適。

Matsue & Izumo

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倉敷、米子と過ぎて、安来駅に着いたのが午前9時。ぐっすり寝られた訳ではなく、おまけに途中、山間部を走行中にどうやら電車酔いしたらしい。気持ち悪くて車内で食べられなかった朝食(東京エキナカで購入したおいなりさんとチーズケーキ)を安来駅構内で食べる。安来駅の木造の建物には、改札や待合室などの駅の機能に加え、観光案内所や地元の物産店、カフェもあって居心地よし。

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まずは「庭園日本一」のキャッチコピーで有名な足立美術館へ。安来駅から10時発の無料送迎バスに乗って20分くらい。

Matsue & Izumo

Matsue & Izumo

足立美術館は足立全康さんが設立した私立美術館。「庭園日本一」というのは、アメリカの日本庭園専門誌で、2003年以来8年連続日本一に選ばれているということだそうです。アメリカの日本庭園専門誌の権威がどの程度あるのかどうかよくわかりませんが、遠くの山の借景と、よく手入れされた日本庭園の組み合わせはなかなか美しかった。雪も所々残っていて、冬らしい庭園が楽しめました。近代の日本画や工芸品のコレクション、また、新館では現代日本画を大量に見られて興味深かったです。

足立全康さんのインタビューが壁に掲載してあって、手に入れられなかった絵がどうしても気になってもんもんとすることがあったことを後悔して、「いい絵があったら、目をつむってつかめ!」といった発言があり、その欲の強さに思わず笑ってしまいました。でも、こうして美術館として公開しているわけですから徳の高い方だと思います。入館料2200円はかなり強気…ですが。


■湯町窯でエッグベイカーを買う
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安来駅に戻り、山陰本線の快速で松江駅を通り過ぎて玉造温泉駅へ。駅からすぐのところにある湯町窯は布志名(ふじな)焼の窯元のひとつ。かつて河井寛次郎、濱田庄司、バーバード・リーチが訪れたということで、スリップウェアの手法による文様がほどこされたうつわなどで知られています。

一軒家風の店内に入るとさまざまなうつわが雑然とおいてある。ぽってりしたフォルムや質感、それに茶色系の釉薬が温かみがあってよいです。有名な「エッグベーカー」をはじめ、小鉢や小皿を購入。お抹茶をごちそうになり、三代目陶主と楽しくお話させていただきました。

Matsue & Izumo


エッグベイカーは卵を割りいれて、直火で調理ができるうつわなのですが、「卵だけでなく、魚を野菜料理やご飯も炊けるのよ」と、昨年発行された某雑誌の記事を見せてもらった。なるほど。まずは半熟卵がうまくできるようになったらやってみよう(そして、1年たった今もうまく作れない…)。

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* * *

玉造駅で各駅停車を40分ほど待ち(特急もあったけど、2駅の移動で運賃が190円、特急料金が790円もした!)、松江駅へ。本日の宿、宍道湖に面して建つ「なにわ一水」へ。路線バスで一畑電車の松江しんじ湖温泉駅まで行き、そこから歩いて7分ほど。

Matsue & Izumo

宍道湖ビューのお部屋には、窓際に寝そべり用チェアがあって、まったりと過ごす。「宍道湖の野鳥を観察してください」ということで、ずっしりと立派な双眼鏡がおいてあった。

つづく

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