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2016年11月

映像に囲まれる。追悼特別展「高倉健」@東京ステーションギャラリー



高倉健さんの全205本の映画出演作品の映像をひたすら見る、追悼特別展「高倉健」。
私はこういう展覧会をはじめて観ました。

会場は東京ステーションギャラリー。まずはエレベーターで3階へ。ドアが開くと、街の喧騒のような音が聞こえてきた。黒いカーテンを開けると、映画の予告編映像が。え、こんなところにも!

そこかしこにたたずみ、思い思いの方向を見つめる観覧客。なんだか自分が映像の中に入っているような感覚…。

「こう来たか!」と、ちょっと興奮しました。
ここはあまり知識を入れないで体験すると、より楽しめると思います。

横尾忠則氏の滝の写真を使ったインスタレーションは、事前に画像を見ていて大変興味があったのですが、高所恐怖症な私は、入り口に立っただけで倒れそうになり、じっくり見られず。残念。

2階へ下り、赤レンガの壁の展示室へ。

液晶モニタやプロジェクターがところどころに掲げられ、出演作から編集された映像を、デビュー時から時系列で見ていくという仕掛けになっています。

さまざまな音、さまさまな映像がひしめく展示会場で、ひとつのモニタに集中しながら観ていく。これもなんだか新鮮な仕掛け。

古い映画のポスターなどもそこかしこに。昭和ムード満点な映像とポスター、そして赤レンガの壁。いい雰囲気です。

個人的な感想ですが、デビュー時の健さんはその立ち姿が初々しすぎる! 演技しているのかわからない無表情だったりする。そして、おでこにシワが刻まれるあたりからが、とてもいいなぁと思いました。

一時期、日本刀で人を斬るシーンがやたらとありまして、「50年前の日本はこんな世界だったのか?」と、一瞬の錯覚しました(笑)

2階の入り口には、映像をすべて見るのに2時間かかると書いてありました。

共演者にあんな人やこんな人がいるのを発見したり、昭和のファッションや風俗をウォッチするのも楽しく、特に健さんファンでなくても意外とあきません。結果、ほぼ全部見ました。

2時間以上の時間と、体力に余裕を持って観に行くのがおすすめです。

日時指定の完全予約制で、ゆったりと快適に観られるのもうれしいポイント。2017年1月15日まで。



追悼特別展「高倉健」@東京ステーションギャラリー

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北信州の飯山で、野沢菜収穫&即席漬け作り体験

11月の週末の北信州飯山。
野沢菜収穫&即席漬け作り体験に行ってきました。

野沢菜はお隣の野沢温泉村が発祥の地。
このあたりで5月に咲く黄色い菜の花は、野沢菜の花なのです。

いただいた資料によると、「9月に種まきをして11月に野沢菜を収穫。菜の花を咲かせるためには、収穫せずにそのままにしておく。冬を越し雪が消えると、カブから新しい葉が出てきて、約3週間で花が咲く」とのこと。

そしてその後、菜の花から種を取ることができます。野沢菜の一年は、ちょっと複雑なのでした。

畑へ。野沢菜の茎の部分をつかんで抜くと、小さいカブがついています。

野沢菜体験@飯山

菜っ葉がバラけないようギリギリの位置でカブを切り落とす。ふつうの包丁でスパッと。
カブはそのまま畑に放置。もらってきてポタージュを作りたかったな。

野沢菜体験@飯山

収穫した野沢菜を水で洗います。水が冷たい! 
野沢温泉では、温泉で「お菜洗い」するんですよねー。それもちょっとやってみたい。

野沢菜体験@飯山

今回作ったのは、翌朝食べるための即席漬け。
野沢菜を2〜3センチにざくざく切って、しょうゆ、酢、みりん、さとう、塩。さらにとうがらし、生姜やにんじんの千切りを加え、「ふじっこ」を投入。

ふつうの昆布でもいいらしいのですが、翌朝食べるにはこれが味がなじんでいい方法らしいです。

野沢菜体験@飯山

大きなボールで混ぜ合わせる。おいしくなりますように…。

野沢菜体験@飯山

余った野沢菜は捨てるというので(もったいない!)、もらってきました。
しかし、生の野沢菜レシピを検索しても、あんまり出てきません。

結局、葉っぱの部分を千切りにしてサラダっぽく食べたり、じゃがいもと一緒にポタージュを作ってみました。ポタージュにすると、野沢菜のやわらかい繊維が感じられて、なかなかおいしかったです。

翌日に立ち寄った「道の駅 花の駅 千曲川」では、地面に大量の野沢菜が並べられ、販売されていました!

野沢菜体験@飯山

ひと束300円だったような。
この季節の風物詩なのでしょうね。

こちらは、自宅に持ち帰った野沢菜の即席漬け(紅芯大根は自分で酢漬けにしたもの)。

野沢菜体験@飯山 即席漬け

毎日ちょっとずつ食べていると、日に日に味がなじんでおいしくなっていくのがわかります。

しゃきしゃきの歯ごたえ。以前は葉の部分が好きだったのですが、「野沢菜漬けは、茎の根本の部分がおいしい」とい言われているのを、今回完全に納得させられました。

5日で完食してしまい、野沢菜の即席漬けロス状態です。もっと食べたい!

野沢菜には、食物繊維が豊富なのはもちろん、カリウムが豊富に含まれていて、余分な塩分を排出してくれるそうです。つまり、野沢菜漬をたくさん食べても、塩分取りすぎの心配はそんなにしなくて良さそうということですね。 

長く漬け込んだ野沢菜漬は植物性乳酸菌の発酵食品でもありますし、豪雪の冬の間も、食事やお茶の時間(長野ではお茶うけに野沢菜漬が定番なのだそう)に野沢菜漬けを食べていれば健康でいられそうではないですか。

そんなわけで、おいしいだけでなく、雪国の野沢菜漬けという食文化にすっかり感動してしまいました。

野沢菜について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
野沢温泉観光協会サイト「野沢菜物語」

おまけ:11月だというのに、「道の駅 花の駅 千曲川」でソフトクリームを食べてしまいました(冷たいものを食べ過ぎないようにしているのに)。その名も「スノりん」。スノーキャロットとりんご(シナノスイートだったかな?)のミックス。ここのソフトクリームは、いつもおいしいです!

野沢菜体験@飯山

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丹波焼陶器まつり[1]アクセス方法と「カフェ ココロノツキ」

京都のうつわ屋さんで見かけるたびに、いいなーと思っていた丹波焼。
ちょっと遠いけど、思い切って10月15・16日の週末に開催された「丹波焼陶器まつり」に行ってきました。

丹波焼は日本六古窯のひとつで、兵庫県の篠山(ささやま)市に所在しています。

大阪に前泊し、7:54大阪発の丹波路快速に乗って福知山線の相野駅へ。駅前から臨時シャトルバス(300円)に乗り、陶器まつり会場のひとつである「陶の郷(すえのさと)」へ。

陶の郷から、窯元が点在する「やきもの通り」やテントが集まる陶器市会場、車で来る人のための駐車場などをめぐる無料巡回バスに乗り継いで、陶器まつりを楽しむことができるようになっています。

まずは、やきもの通りにある登窯とアベマキの巨木をセットで見に行くことに。
しかし、はじめての土地なので、それぞれの距離感などがよく分からず…。
まつりスタッフに聞いたところ「陶の郷から歩いて数分だよ」と言われました。あれ、意外と近い。

“丹波焼最古の”登窯は築120年とのこと。昨年2015年に大改修を終えて、また使われるようになったそうです。これは上側のお尻(と言うのか?)部分。焼成中に、ここからがぼわっと赤い火が見えている写真がいい感じでした。

丹波焼陶器まつり

全長47メートルで9つの焼成室があるとのこと。なかなか長い。
隣には、草ぼうぼうになって、自然に還りそうな登窯がありました。

アベマキの巨木はアベマキとしては兵庫県一の大きさで、地域の神木としてあがめられているそうです。
大きく両腕を広げているような包容力を感じさせます。なかなかの迫力。

丹波焼陶器まつり

陶器まつりのガイドブックを見ながらやきもの通りを歩いて、点在する窯元のギャラリーをのぞきます。
どこからか、おでんのいいにおいが(笑)。

なお、まつり期間中はどこも2割引きのようです。ほかにも、まつり用のお買い得商品もありました。

image

まずはしのぎの楕円のお皿を購入。丹波焼は52の窯元があるそうで、各窯元のうつわに盛られた料理のレシピ(はがきサイズ)がもらえます。写真がキレイだし、料理が盛られた時のイメージも分かるしと、いいアイデアだなと思いました。

こちらはガイドブックで紹介されていた「ギャラリー24〼」。“手のひらサイズのやきもの展”ということで、壁につけられたそれぞれの棚に、各窯元の作品が展示されていました。かわいらしい。

丹波焼陶器まつり

ギャラリーから立ち去ろうとしたときに、隣の建物がカフェであることに気がつきました。
「カフェ ココロノツキ」。

丹波焼陶器まつり

味のある木造の建物は、かつて公民館だったようです。店名も建物も魅力的。

11時にランチには早いかな〜と思い、自家焙煎のコーヒーとクッキーに。
コーヒーのうつわがステキです。フォルムと、うっすらと浮かぶ別の色合いが満月のよう…。

丹波焼陶器まつり

このステキなうつわに、後ほど再開するとは、思ってもいませんでした。〈つづく〉

丹波焼陶器まつり

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